指の痛みの原因については、よくあるのが変形性関節症と呼ばれるものです。私たちの骨と骨を繋ぎ合わせている関節には、軟骨と呼ばれているものが存在します。関節を動かし続けているとこの軟骨がすり減ってしまうことがあり、物をつかもうとすると痛みが発生するほか、赤く腫れるなどして動かさなくても痛くなることがあります。

突き指も指の痛みを感じやすいトラブルです。思いっきり何かに指先をぶつけてしまった時に起きるこの症状は、ちょっとした捻挫や靭帯の損傷、さらには骨折などが原因です。

症状について触れると、指の痛みに関しては腫れたり熱を帯びるのが一般的です。さらに症状が重くなると関節付近から普段とは違う方向に曲がってしまい、明らかに不自然さを感じることがあります。炎症が起こる腱鞘炎では、指を真っ直ぐ伸ばすのが難しくなったり、逆に伸びきってしまうなどが主な変化です。通常とは違ったこれらの症状が見られる場合には、お早めにご来院ください。